「患者さま満足度アンケート」ご報告
今年9月、「患者さま満足度アンケート」にご協力いただきました皆さま、大変ありがとうございました。コロナ禍での実施にあたり、以前のように直接アンケート用紙に記入していただくものではなく、Googleフォームを使用したアンケート方法だったにも関わらず、細かい設問に丁寧にご記入いただき、心から感謝申し上げます。
一つひとつのお言葉を真摯に受け止め、できる限り皆さまの疑問やご要望に対し、説明や改善をしていきたいと考えております。
このアンケートは年2回、患者さまにご協力頂いておりますが、院内に「ご意見箱」も設置しておりますので、今後も気兼ねなくご意見・ご要望をお聞かせください。
院長 久保祐子
【待ち時間に関して】
・メールで呼ばれてから診察までの待ち時間が長い
→申し訳ございませんでした。ご指摘をいただいてからは、平日の午前中は原則的に、内診が必要な患者さまを第2診察室、内診の必要ない患者さまを第3診察室で診察することに変更しました。
内診のある患者さまへは内診介助の看護師が、内診不要の患者さまへは第3診察室の医師が、診察状況に合わせてメールを配信することで、院内での待ち時間を短縮できるよう努めて参ります。
原則は予約・受付順で診察を行いますが、上記に変更したため、診察順が前後してしまうことがあることをご理解ください。看護師の説明や会計は予約・受付順となるよういたします。
・看護師の話を省略してほしい
→当院では患者さまの不安や疑問をできる限り取り除けるよう、医師の診察後に看護師との話の時間を設けております。
お急ぎの時など看護師対応が不要の場合は、医師の診察時にお申し出ください。薬剤処方や注射が必要な際はお受けできませんのでご理解ください。
【予約に関して】
・胚凍結の話の予約を午前中にとりたい
→胚凍結結果の説明は、患者さまの待ち時間を短縮できるよう、午後の特定の時間に予約枠を設定しております。
ご指摘いただいてからは、午前中の8時15分枠でも対応できるようにいたしました。
血液検査や内診が必要のない患者さま用に8時15分枠を設けておりますので、ご活用ください。
【HPに関して】
・治療成績の最新データが分からない
→治療件数は5年分のデータでなく、1年分に変更しました。
妊娠率・流産率は年齢別、新鮮胚/融解胚別、分割期胚/胚盤胞別で集計しておりますが、件数の少ない年度はデータに大きな差が生じてしまうため、5年分の平均を掲載しております。
治療成績は流産率も含むため、1年間(1~12月)の成績集計は3~4月に施行しております。分析でき次第、HPに更新いたします。
・もっと詳しいデータが知りたい
→採卵あたりの卵が採れない率(自然周期/クロミッド周期)、採卵時成熟成績と未成熟卵の成熟率についてHPに掲載いたしました。
年齢別の妊娠に至るまでの周期数について知りたいとの声をいただきましたが、そのようなデータをとることは難しく、ご要望に添えず申し訳ありません。日本では体外受精治療における妊娠率予測モデルが存在しないのが現状です。
日本産科婦人科学会ARTオンライン登録のサイトで、ARTデータブックが発表されておりますので、そちらも参考にしてください。
・スマホ対応にしてほしい
→10月下旬にHPをスマートフォン対応版にリニューアルしました。お気づきの点がございましたら、ぜひ意見をお聞かせください。
【感染対策に関して】
・夫(パートナー)も診察の話を聞きたい
→患者さまにおかれましては、日頃から当院における感染予防対策にご理解とご協力をいただき大変感謝しております。当院では、今年1月から院内の密を避けるため、旦那さま(パートナーさま)のご来院をお控えいただいておりましたが、緊急事態宣言解除やコロナワクチン接種状況を踏まえて、10月から制限を解除いたしました。今後はいつでも旦那さまとご一緒に診察室にお入りいただけます。
ご指摘の通り、本来不妊治療はお二人の治療であり、旦那さまが直接医師から診察内容を聞くことができない状態を作ってしまい、大変申し訳ございませんでした。お二人が納得して治療を進められるよう、スタッフ一同、より一層努力する所存です。
感染症対策のため、引き続き診察までの時間は車内待機のご協力をお願いいたします。
【受精確認に関して】
・受精確認の電話を16~17時以外の時間でも対応してほしい
・受精確認の電話は省略してほしい
→卵の受精確認の観察は午前中に行っておりますが、受精の確認のできない場合は午後に再度観察を行い、最終確認をしておりますので、午前中の電話対応はいたしかねます。また、培養士の業務は顕微授精、胚凍結、胚融解など集中力を必要とする繊細な仕事であり、受精率や妊娠率に影響を与えるため、業務の合間に電話対応をすることが難しい状況があります。誠に申し訳ありませんが電話対応は16時~17時と限定させてください。患者さまがお電話をかけられない場合は旦那(パートナー)さまからのお電話でも対応いたしております。
受精確認の電話を省略したい患者さまは、その旨を採卵日にスタッフにお伝えください。
・受精確認をメールで行ってほしい
→精確認をメールで配信する案について院内で検討いたしましたが、メールシステムと電子カルテが連動できず、メールへの手入力は誤送信が起きるリスクがあるため採用できませんでした。電子カルテの買い替え時期に再度検討したいと考えております。
皆さまにはご不便をおかけしますが、ご理解の程よろしくお願いいたします。